2017年11月2日お役立ち情報
10月24日、コンサルティング会社と保険会社に協力頂き、「安全運転講習」を行いました。最近、本社付近の交差点にて、たびたび事故が起こっていることもあり、皆真剣に聞いていました。
事故を起こす原因や起こしてしまった場合、どうなるのか? など、実例をあげて分かりやすく説明して頂きました。
以下は、その一部をまとめたものです。
自動車を運転しているときに得られる情報の約90%が視覚情報であるといわれています。運転中のドライバーが目を動かさずに見える範囲は、はっきりと物を捉えることのできる視角5度の「中心視」領域と、ぼんやり見ることができる35度の「周辺視」領域から構成されています。運転者は「周辺視」で路面や景色の「流れ」をとらえて走行状態を確認し、「中心視」で詳細な動きや物体をとらえているそうです。
従って、交通の場面の状況を正しく把握するためには、出来るだけ「中心視」で物をとらえるために、こまめに眼を動かして、広い範囲を視野に入れていかなければなりません。
とても大変な作業をして安全確認をしているのです。
こんなゲームもしました。
下の絵は、何に見えますか?
注視する点によって、「ウサギ」に見える人もいれば、「アヒル」に見える人もいます。
次の絵は、何がみえますか?
「斜め後方を向いている若い婦人」か、「右を向いた老婆の横顔」です。
このように、注視する点により見え方(捉え方)が大きく変わってきます。道路状況も同じで、注視する点が変わると、道路状況も大きく変わってしまいます。ですから、相手の事を考えず、運転者の感覚だけで運転していると、事故が起きてしまうのです。
加害者も被害者も心身に大きなキズを負うとともに、運転者は信用もなくなります。
業務中であれば、会社の信用もなくなってしまいます。今まで積み上げてきた努力全てを失ってしまうのです。そして、その信用を回復するには、長い年月と努力が必要となります。そのようなことにならないためにも、
①心身共に健康で
②正しく見て、危険を予知し
③時間に余裕を持ち
④譲り合いながら
運転を心掛けたいと思います。
講習にご協力頂きました保険会社の方、コンサルティング会社の方、ありがとうございました。